ユルゲンは、1997年からロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ・アムステルダムの首席トロンボーン奏者で、数年にわたってオーケストラの中で最年少メンバーであった。それ以前にはロッテルダム・フィルハーモニック・オーケストラの首席トロンボーン奏者も務めた。彼はロッテルダム音楽院でトロンボーンを教えており、Luzernルツェルンの客員教授でもある。
2004年には、オランダ政府文化庁の音楽分野でもっとも名誉ある、著名なNetherlands Music Prizeオランダ・ミュージック・プライズを受賞。Luciano Berio ルチアノ・ベリオ作曲のトロンボーン協奏曲”SOLO”をソリストとしてロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラと共演したコンサートの中で、文化庁長官からこの賞を授与された。2006年にはBorletti-Buitoni Trust Awardボルレッティ・ブイトニ・トラスト・アワードを受賞。この有名で国際的な賞は、ボルレッティ・ブイトニ・トラストから将来性があり才能あふれるソリストやアンサンブルの中から選ばれた一者に対して、毎年贈られている。ユルゲンは他にも、2001年のToulonトゥーロン(フランス)と1999年のゲブヴィレー(フランス)の2つの国際トロンボーンコンクールにおいて、ともに第1位に輝いている。
一方、ユルゲンはオランダ国内・外の両方でソリスト、講師として頻繁に招聘されている。ほとんどのヨーロッパ諸国をはじめ、アメリカ、日本、オーストラリアにおいて、リサイタルやマスタークラスを実施し(パリ、トロント、シドニー、サン・フランシスコ、東京の音楽学校や、ニュー・ヨークのジュリアード音楽院を含む)、またソリストとしてロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ、ロッテルダム・フィルハーモニック・オーケストラ、アムステルダム・シンフォニエッタなど多くのオーケストラと共演している。
2006年には、スペイン、韓国、アメリカ、シンガポール、ドイツ、スウェーデン、ギリシャ、中国、日本でソロ活動を行ってきた。
Jan van Vlijmenヤン・ファン・フライメン, Martijn Paddingマルタイン・パディング, Florian Maierフロリアン・マイヤー, Jacob ter Veldhuisヤコブ・テル・フェルトハイスら、多くの作曲家たちがユルゲンのために特別に作品を献呈している。2007年にはロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラの委託のもと、Theo Verbey(テオ・フェルベイ)がトロンボーン協奏曲を作曲し、同オーケストラと初演している。
ユルゲンは室内楽奏者としても活発で、Ebony Bandエボニー・バンド、New Trombone Collectiveニュー・トロンボーン・コレクティヴ(NTC)、Brass of the Royal Concertgebouw Orchestraロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ・ブラス(RCOブラス)などのアンサンブルで活動している。彼はNTC(http://www.newtrombonecollective.com/)、RCOブラス(http://www.rcobrass.com/)の創立メンバーであり、それぞれのグループのアーティスティック・リーダーでもある。
Tenortrombone
A.Courtois Challenger II 420BR / A.Courtois MB 6-1/2M
Altotrombone
M&H Thein / M&H Thein |